打撲の処置は湿布だけ!?早く治す為には直後のRICE処置がカギ!

生活

スポーツや日常生活時に身体のどこかをぶつけてしまう打撲は
よくあるケガのひとつです。

ちょっとぶつけて青アザになる程度なら良いですが、
激しくぶつかって筋挫傷を起こしてしまったり、
スポーツに復帰ができないような致命的な運動器障害が
起きてしまった場合には、素早い初期対応が求められます。

その応急処置の紹介も含めて書いていきます。

筋挫傷などの筋肉に起こる運動器障害

運動器は簡単に言うと筋肉や骨、腱や靭帯です。
その運動器が、何らかの原因によって障害を負った状態のことを
運動器障害と言います。

筋肉に起こる主な運動器障害である筋挫傷についてご紹介いたします。

何か物とぶつかったり、他の選手の身体と衝突したりした場合など、
筋肉に外部からの力が強く加わり、
筋肉が押しつぶされた時に生じる怪我を「筋挫傷」といいます。

筋挫傷では、
筋肉だけでなくその周辺にある毛細血管も押しつぶされ、
血管の損傷による出血も起こります。

外圧の差により症状の程度は変わりますが、
筋肉の深部にまで衝撃が伝わることもあり、
骨に接している筋肉の近くで損傷が起こると、
骨の周りの、本来は無い場所に骨ができてしまうことがあります。

これを異所性骨化といい、骨化性筋炎という炎症を引き起こします。

私は野球をしておりますが、以前、
左足のすねの横にデッドボールをいただきまして、
一応冷やしましたが、患部が大きく腫れ上がり、
そのまま骨のように固くなってしまった場所があります。

もちろん、当時は異所性骨化なんて言葉は知りませんでしたし、
症状も知らなかったので、
血が固まって変なのができてる。
くらいにしか思っておりませんでした。

筋挫傷は外圧の加わった筋肉に起こる損傷のため、
主に表層面に生じることが多くなりますが、
衝撃の程度によっては、内部にも容易に起こりうる損傷でもあります。

筋挫傷の予防法

スポーツ時には筋挫傷を防ぐ方法があります。

予防方法1

確実にぶつかると分かっているコンタクトスポーツに関しては
衝撃の程度を軽減するため、
そのスポーツ毎に定められた防具を適切に着用することが第一の予防です。

コンタクトスポーツではないですが、
野球のキャッチャーはしっかりと防具をつけております。

ボールを身体で止めたりしますし、
ホームでブロックをするのに怪我を防ぐために・・・。
と、今まではそうでしたが、
ここ近年はコリジョンルールが適応されて、
野球でのホームでのクロスプレーは危険度が下がりました。

細かいルールはありますが、
簡単に言うとホームでの衝突プレーが禁止になりました。

キャッチャーのブロックはもうプロ野球では見ることができません。
走塁妨害となりますから。

でも、ケガの発生率は下がりました。それは良いことですね。

予防方法2

もう1つの日頃から行なえる予防方法としては、
コンタクトスポーツ特有の身体を大きくするトレーニングや
フィジカルのトレーニングばかりではなく、
不意の転倒等による衝突を防ぐためバランス能力を維持するような
トレーニングをしたほうが良いです。

別にコンタクトスポーツをしていない方であっても
バランス能力を高めて転倒予防に気をつけてることが
予防に繋がります。

筋挫傷が起こった場合の対処法

筋挫傷が発生した際には、肉離れ同様応急処置とし
RICE 処置を施しますが、
その中でも圧迫が重要です。

患部の圧迫が不十分な場合には内出血が続いて
血腫ができてしまいます。
血腫が大量に生じた場合には取り除く必要があります。

早期の発見であれば注射器で吸い出せますが、
時間が経つにつれ、血液が凝固していき
吸い出せなくなりますので、切開による除去をすることになります。

また、骨化性筋炎が疑われる場合には、
関節の可動域に制限がかかり、過度なストレッチや
リハビリテーションは骨化の反応が悪化してしまうため、
安静を保つことが大切です。

RICEとは・・・

これは、
運動中のスポーツ外傷(肉離れ、捻挫、骨折等)の
現場で行なう基本的な応急処置であり、

「Rest(安静)」

「Ice(冷却)」

「Compression(圧迫)」

「Elevation(拳上)」

の頭文字を並べて

「RICE(ライス)」と 読みます。

ほとんどのスポーツ外傷に適用できるとされております。

RICE処置の方法

では、運動中にスポーツ外傷が発生した際に、
どのように
「Rest」「Ice」「Compression」「Elevation」
を行なうのがよいのでしょうか?

「Rest」安静

RICEのRである安静

肉離れや捻挫が起きた場合はすぐに運動を中断して、
患部を動かさないようにして安静を保ちます。
骨折など怪我の程度によっては添木を利用して、
テーピングなどで固定します。

腫れや出血を最小限に抑えるためにも、
とにかく動かさないようにします。
動かしてしまうと、内出血や機能障害など
悪化させてしまう恐れがあります。

「Ice」冷却

RICEのIである冷却

氷嚢やアイスパックなどを患部に当てます。
ただし、当てる時間は10~20分程度にとどめ、
1時間から1時間半ごとに冷却を繰り返します。

アイスパックは直接皮膚に当てても良いのですが、
長時間患部を冷やしすぎると細胞にダメージを与えてしまうので、
薄手のタオルや包帯などを巻いて
皮膚に直接当てない調節もする必要があります。

「Compression」圧迫

RICEのCである圧迫

腫れを最小限に抑えるために、腫れが出てきそうな箇所に
パッド等を当てて軽く圧迫するようにして固定します。

腫れが出そうな部分に氷を当てて包帯で巻くことで、
「冷却」と「圧迫」を同時に行なうこともできます。

ただし、強く圧迫しすぎてしまい
血行不良が起きてしまわないように調節する必要があります。

「Elevation」拳上

RICEのEである挙上

患部を心臓よりも高いところで保ち、腫れや炎症を抑えます。
安静にして横に寝ている状態の場合は患部の下に
クッション等の適度に心臓よりも高い位置を保つことができる物を置きます。

特に足に関しては、就寝時は腫れやすく内出血もしやすいため、
就寝時も高挙を保つようにします。

その他の注意事項

RICE処置はあくまでも応急処置になりますので、その後のケアも大切です。

スポーツ外傷が発生して直ぐ(その日のうち)に
長時間の入浴や、飲酒は控えたほうが良いです。

血管拡張の原因となり、炎症を助長させる結果となる場合があります。

特に飲酒に関しては、アルコールには血行をよくする作用があるため、
腫れや炎症を悪化させてしまいます。

また、アルコールが冷めるころには、
逆に血管が収縮して血行は悪くなってしまいます。

さらに、利尿作用があるので、脱水症状を招く危険性もあります。
水分量が足りなくなってしまうと、
栄養が行き届かなくなり回復が遅くなってしまいます。

また、アルコールには、痛みの感覚を鈍らせる効果があります。
一時的に痛みが麻痺するために、
患部に負担がかかる動きを思わずしてしまう可能性があり、
結果としてケガを悪化させることもあります。

筋肉への栄養補給

肉離れと同様ですが、筋肉の障害を起こした場合には、
安静を保つことが大事です。

更に、筋肉に良質な栄養を与えることも、
回復のため組織細胞の再生に有効な手段です。

障害を起こしているときにこそ、
たんぱく質を多く含む食品を摂取します。

また、ビタミンやミネラルといった栄養素も一緒に摂取することで
筋繊維の回復効果を早めることに繋がります。

筋挫傷などの対処法まとめ

筋挫傷などの運動器障害は、スポーツの中だけでなく、
日常生活の中でも起こるため、
予防と対処の方法を頭の片隅にでも入れて置いて頂けると良いですね。

特に、RICE処置とその後の対応を把握しておくことで、
怪我の回復が早まります。

是非、ご参考までに。

タイトルとURLをコピーしました