恋愛が始まった頃は楽しくて、毎日が幸せで、それが永遠に続くと思ってしまう程浮かれてしまいがちです。
そういった日々は長く続く筈はありません。
付き合い続けていく上でのけじめ、残念ながら恋愛が終わる時のけじめについて考えていきたいと思います。
熱病のような日々
好きになれる人と出会った時、お付き合いが始まった時。
うれしくて、自分は世界一の幸せ者なのではないかと思ってしまいますよね。
何をしても楽しくて、浮かれてしまいます。
最初のうちは心に余裕がありますから、大抵の事は許せてしまいます。
ですので、彼(彼女)に異性の友達がいて、仲良くしていても自分という恋人がいるのだからと、特に気にならないでいられる事と思います。
周りとの距離感
異性の友達や知人の存在というものは、自分が「ただの友達」と思っていても、相手がどう思ってるかは分かりません。
恋人としての付き合いが深くなるにつれて、その異性の友達とはどういう関係なのか、何処で知り合ったのかなどと気になっていくものと思います。
恋人が、異性の友達の存在に難色を示したりするようであれば、彼(彼女)への「けじめ」として、異性の友達とは距離を置く方がいいと考えられます。
自分は絶対に浮気したりしないと思っていても、彼(彼女)から見たら素敵な魅力的に映ってる相手ですから、押しが強くて
なびいてしまう事も有り得ない事もないと思われて、不要な心配をかけてしまいます。
心配される側からしたら「誰もなびきませんが?」と思っていても、男と女というのは何が起こるか分からないというのが現実。
何かが起こってしまってから、後悔する事のないよう日頃から「けじめ」をつけて誠意を示す事が大切だと考えられます。
他に好きな人や気になる相手が出来た場合
世の中、綺麗に恋愛関係を清算してから「さぁ、次!」というのは残念ながらあまり聞きません。
他の異性の登場による別れ以外であれば、その関係が終わっていればその後どのような恋愛をしようと何の問題もないのですが、
大体が元々の恋人をキープして、新しい恋人を作ったり、気になる相手とのお付き合いや関係性を深めたり進めてから、清算するという話をよく聞きます。
それは人の「弱さ」と「狡さ」からくるものと考えられます。
とある女性の話。
初めてお付き合いした男性から結婚するまで殆ど次の相手を見つけてから、恋人とお別れしていたのですが一度二股状態でいた時に、元々の恋人に「気になる人が出来たから」という理由で別れを告げられた時に、物凄く激昂していました。
清々しいまでの「自分の事は棚に上げ」状態だったのですが、因果応報だったのではないかと思いました。
本来であれば、二股状態になる前に清算しておくべきだったと思います。
「けじめ」の付け方が彼女自身不本意ではあったと思いますが、相手からの終了宣言により、「けじめ」をつける事が出来ました。
また別の男性は、こちらも二股状態だったのですが、新しい方の女性から「このままの関係のままならもう会わない!」と言われ、慌てて男性は元々の彼女を清算した、という話もありました。
新しい女性にせっつかれてやっと「けじめ」をつけたという事になります。
二つの例を挙げただけでも、自ら「けじめ」をつける事が出来る人というのは、ごく少数なのでは?と思わされてしまいます。
やはりそこに「弱さ」と「狡さ」を感じます。
終わりにする時
人というのは表向きはそうではないと言っていても、大抵自分の事しか考えませんし、自分が一番大事です。
出来れば傷つきたく無いと思って生きています。
自己愛が強ければ強い程、その傾向は強く現れます。
ですから、「弱さ」から自分が傷つかないように新しい恋人を作って、元々の恋人が傷つくなんて考えずか、考えたフリをして自分がいい方に転ぶようにします。
そして「狡さ」から、別れた恋人には「君に自分は勿体ない」や「あなたにはもっと相応しい人がいるわ」などと耳障りのいい言葉をかけて、嫌われないように自分が最後まで悪者にならないようにします。
こういった話を聞くと、「けじめ」をしっかりつけるのがバカバカしくなってきますが、恋人というのは自分の鏡ですし、しっかり「けじめ」が付けられる人は、真面目な人をお相手に選ばれる事と思います。
逆に真面目で「けじめ」が付けられる人に選ばれたいという事であれば、自分がしっかり「けじめ」を付けられる人間にならなければいけないという事になります。
それは例に挙げた通り、二股状態になる人は罪悪感なく、そういったやり方を何度となく繰り返します。
「けじめ」をしっかり付ける人は、そういったタイプの人間を好む筈はありません。
恋愛においてのけじめのまとめ
お付き合いが始まってからの異性の友達とは、恋人への「けじめ」としてしっかりした態度を取ったり、関係性に線を引く。
恋愛の終わり方が曖昧な人は、「弱さ」と「狡さ」「自己愛の強さ」からくるもの。
自己中心的な考え方の為、何度となくそういった終わり方を繰り返す。
きちんと「けじめ」を付けられる人は、そういった「けじめ」を付けられない人を好まない。
素敵な時間を共有した相手には、誠心誠意の態度を示す事が相手の幸せを願う事でもあると思います。
しっかりした「けじめ」をつける事は難しいかもしれませんが、自分にも返ってくるという事を忘れずに責任ある行動を取っていく事が大切なのではないかと思います。