恋愛に勝ち負けはあるのでしょうか?
それはどんな相手に、どんな時に勝ち負けと思うのか考えてみたいと思います。
横恋慕の時の勝ち負け
「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んでしまえ」
という言葉があります。
つまりは、人様の恋人を奪い取ったりする事は、馬に蹴られて然るべきと昔から言われているわけです。
しかしながら、所詮世の中には男と女しかいません。
カップルであるという「契約」を結んでいても、二人の仲に亀裂が生じたりする出来事があったり、お互いの仕事や趣味で忙しくなってしまった場合にすれ違いが生じて、常に仲良くうまくいっているとは限りません。
特に大人になれば、会う時間も毎日というわけにもいかないでしょうし、責任ある仕事などをしていれば、気持ちが恋愛に向かないなんて事もあります。
それでもお互い信頼し合っている二人であれば、誰も邪魔をする事は出来ないものです。
しかし、隙を狙って略奪しようと考えて近づく人がいるかもしれない可能性がある事も、ないわけでないという事を、心に留めておいた方がいいかもしれません。
その真意は単に「相手がいる人を自分に向かせるのが好き」な人もいますし、元々素敵だなと思ってたが、「恋人がいる事により諦めていたがうまくいってない」などの噂を聞いて近づくなど理由は様々です。
その時に「勝ち負け」が生じると考えられます。
それは奪いたいと感じる者。
奪われまいと頑張ってる者。
第三者から見て、どっちが勝つ?と思っている場合。
どれを取っても主観ベースにはなりますが、「勝ち負け」が成り立つ事に違いありません。
以前、彼女がいる男性とお付き合いしてるという女性に話を聞きました。
職場の同僚で元々仲が良く、たまたま数人で飲み行ったところ一人帰り、二人帰り、人数がどんどん減っていき、遅い時間に二人きりになったそうです。
その時に彼女持ち男性から突然の告白をされ、女性は驚きのあまりその場では何も聞かなかったように振る舞ったそうですが、その出来事があってから完全に意識をするようになってしまい、間も無く二人は付き合い始めてしまったそうです。
最初はそれはそれは盛り上がり、仕事帰り週に三回デートをしたり、週末も一緒に過ごしたりとても楽しい日が続いたそうですが、彼は一向に本命の彼女と別れない。
でも彼女と別れてと言えない。
彼女と別れない時点で答えが出てるのでは?と第三者から見て火を見るよりも明らかなのですが、彼が囁く愛の言葉を信じたかったのだと思いました。
ある時彼が実家へ帰省するという話をしてきた時に、一緒に来る?と聞いてくれた為、女性は「彼女に勝った!」と思ったそうです。
しかし待てど暮らせどその話が進まないと思い、彼に帰省の話はどうなったか尋ねると本命彼女を連れていく事にしたからと言われ、
突如失意のどん底に放り込まれたそうです。
それでも諦めきれなかった女性は、数日後に彼に正式に彼女と別れて自分と付き合って欲しいと申し出たところ、あっさり却下されたとの事です。
理由は「好きか嫌いかで言ったら好きだけど、一ヶ月後も好きとは限らない。」
との事。
第三者からすると「何だその男」と思いましたが、実家に彼女を連れて行った男に正式に交際を申し込む方もどうかと思いました。
女性は完全に冷静さを失っていた為、自分の何処が彼女より劣っていたのか、敗因は何なのか暫く悩んでいました。
というのも、外見的には本命彼女より遥かに綺麗でスタイルも良く、学歴も年収も自分の方が上だった為プライドもズタズタだったのでしょう。
この場合は勝負というよりも、本命彼女はハナっから相手になどしておらず女性だけが独り相撲をして勝手に「負けた」という事になります。
そしてそもそも本命という立場にいる事が「勝ち」であったと言えます。
女性同士の勝ち負け
女性同士で起こりがちな「勝ち負け」はどっちの恋人が外見がいいか、どんな仕事をしているか、年収は?何処に住んでるか?どっちが早く結婚するか?
などが挙げられます。
幸せの基準は人それぞれですが、「自分が幸せを感じてるなら、誰にどう思われても気にならない」タイプか、「他人から見て幸せに見える事に幸せを感じる」タイプの大きく分けて二つに分かれると思います。
前者であれば、あまり「勝ち負け」にはこだわらないイメージですが、後者に該当する場合はこの女性同士の「勝ち負け」に非常にこだわると考えられます。
本当にそれで幸せを感じるのであれば問題ないと思いますが、もし虚しさを感じるようであればそれは「勝ち負け」にこだわったばかりに何か大事なものを
失って得た幸せと言えます。
「勝ち負け」にこだわる事も悪いとは思いませんが、幸せと感じる基準を前者後者どちらか両極端になるのではなく、双方のバランスがとれた上での成り立ったものにしていければいいのではないでしょうか。
恋愛においての勝ち負けのまとめ
恋人がいるを略奪しようとする勝負する事は良くない上に、恋人がいる時点で「負け」ている。
どうしてもという場合であれば、誰も幸せになれない覚悟の上で臨む事。
その際、独り相撲になる可能性が大と心得る事。
女性同士のお互いの恋人に対する敵対心から、本当の幸せを見失わない事が大事。
幸せは「自分で感じる事」と「周りから見て幸せに見える事」のバランスが大切。
どちらか両極端にならない為にも、「勝ち負け」にこだわる必要はない。
恋愛において「勝ち負け」はあらゆる場面で出てきます。
それがいいか悪いか判断するのは難しいですが、冷静に一旦立ち止まって自分を見つめ直してみると、本当に大切な事が分かって来るのではないか?と思います。